コラム

開発部門

杉本涼

2020/05/14

Liquitousの実践と研究の実践を担う部門として

実践の「大きさ」を考える

液体民主主義

開発部門

 これまでのLisearchでは政策企画部門の人間が書いておりましたが、ここで初めて開発部門の人間が、開発部門について書いていきます。これでLisearchは政策企画の専売特許じゃなく、Liquitousの情報発信の場であることへの説得力を持たせることができ良かったと勝手に思っています笑。

 実は、開発部門の説明はInformationにもほんの少し書いておりますが、改めて説明していきます。

 私たちLiquitousは「一人ひとりが影響力を発揮することができる社会を創る」をミッションとして掲げています。ミッションを実現するために「液体民主主義の社会実装」、その先に見据える「民主主義のデジタルトランスフォーメーション」を目指すにしても、意思決定を行うアプリケーションやサービスを提供するだけでは社会実装をした気になっているだけとしか言いようがないように考えています。ではタイトルにある「実践と研究の実践を担う」は先程申したことと一緒ではないかとお叱りを受けるかもしれませんが、私たちLiquitous(少なくても執筆している杉本)は、タイトルを少し違うふうに意味を捉えています。各々のコミュニティや組織体の意思決定を単に使いやすいアプリケーションやサービス上で行い、意思決定に全員を参加できるように整えたとしても、実際に意思決定がうまく行くようになるでしょうか。そんなことはないのです。各々のコミュニティーや組織体に関わる人々が液体民主主義を自己流に解釈し、より良い意思決定を行えるようにならなければただの押し付けになってしまいます。

 つまり、本来の技術者の役割であるアプリケーションサービスのアーキテクチャデザインや実装だけでなく、液体民主主義という意思決定モデルをうまく噛み砕き、解釈することと同時に、各々のコミュニティーや組織体での液体民主主義の自己流を考え、形にできることが開発部門に求められると考えています。

 大きく3つの役割を遂行するために開発部門は、液体民主主義をLiquitousの政策企画部門を中心にして共に考え、実装するためのアーキテクチャをデザインしていきます。また、コミュニティーや組織体で必要とされていることを発見し、解決するモノを提案することをしていきます。更に液体民主主義が実装された世の中で、利用者の視点を重視した技術的なアプローチやセンシティブな意思決定のデータの扱い方、管理方法も考え、利用者に配慮した形での実験を行い実現していきます。

Author

杉本涼

Chief Officer of Technical Development Div.

Researcher of Policy Research Div.

1999年生まれ。北海道函館市出身。慶應義塾大学総合政策学部に在学。2014年当時中学3年生のときに、テクノロジーによる街の問題解決、テクノロジーと公共の関係やオープンデータに着目し北海道で2番目に早く「Code for Hakodate」を立ち上げる。主な取組として、公共交通情報のオープンデータ化・函館市長へのオープンデータ政策の提言など。移住を機にテクノロジーと公共の領域で事業を行うインフォ・ラウンジ株式会社でインターンシップを行っている。

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